おすすめ絵本紹介「ねえ！おかあさん」

　こんにちは！YOMO運営事務局です。

　2022年7月28日現在、YOMOで公開している作品は507作品となります。

　今回は、さく・え　藤本ともひこさんの作品「ねえ！おかあさん」の紹介です。

　主人公の男の子とお母さんの掛け合いで進む絵本。ぜひ母子でセリフを読み合ってみてください。

　物語は、ある地点からファンタジーの扉が開き、潜水艦に乗ってペンギンの国へ。そしてドラゴンとのちょっとした闘いになる。

　いつもお母さんといっしょだけど、そんな男の子のささやかな自力解決（自立の萌芽）の物語でもあります。

　この絵本は、男の子が日常から急にファンタジーの世界に入ってしまうストーリーになっています。

　ページをめくって早々、日常ではない世界に入り込みます。おそらく最初読んだときは「なんじゃ、こりゃ」とみなさん思うでしょう。

　ストーリーは突然変わりますが、男の子とお母さんの掛け合いは変わりません。お母さんのセリフが淡々としていますが、これは男の子の自力解決をささやかながら促しています。

　自力解決は、進んで行動する、意見や気持ちをはっきり言えるなど、自分で判断や行動をスムーズにできることを言います。大人にとっても大事なことではないでしょうか。

　また、日常で出てくるものがファンタジーの世界に出てくるので、「あれ？どこかで見たような・・・」と再度ページを見返して、発見できる楽しみがあります。

　作家さんご自身も仰っていますが、この絵本は「なんじゃ、こりゃ」を楽しむ絵本です。

　ぜひ、お子様と一緒に「藤本ともひこワールド」をお楽しみください！

　いかがでしたでしょうか？

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　ぜひ、お子様と楽しく読んでみてくださいね！