読み聞かせのコツ(前編)

 

 こんにちは!YOMO運営事務局です。

 お子さんに絵本を読んであげるときに、うまく読めないと思ったことはありませんか?

 成長によって、読み聞かせのやり方にも違いが出てきますので、年齢ごとにまとめてみました。

 今回は0~2歳編です。

▼0歳

 この時期は、子どもの視線の7割が読み聞かせをしている人の顔、3割が絵本に向けられているので、出来るだけにこやかに、表情に気をつけて読みましょう。

 本をめくるときは、ゆっくりとめくることを心がけ、間をとって読みます。

 子どもの絵本に対する関心を引き出すには、体を揺らす、リズムにのって歌をうたう、絵に指を差すなどの工夫を何回か繰り返してみましょう。

 読み終わったあとに、動物のまねなどをして、絵本が楽しいことを認識させてあげることが大切です。

▼1歳

 絵本をゆっくりとしたペースで、はっきり丁寧に読んでみましょう。

 絵本の楽しさを覚えてもらうために、少し声色を変えたり、乗り物の音や動物の鳴き声をまねたりしても良いでしょう。

 また読み聞かせ中に、子どもが反応したり、指を差すなどがあった場合は、読み進めるのをいったんやめ、言葉を理解し、絵を見つけられた喜びを一緒に共感した方が、絵本の楽しさをより伝えやすくなります。

▼2歳

 少しずつですが、絵本の世界に集中できるようになるので、はっきりと言葉を聞かせ、ゆっくり間をとりながら、読んでみましょう。またはっきりと絵を見せてあげることで、子どもは絵が何を表現しているのか読み取ろうとします。

 絵本の中で、例えばプールやボール遊びなどが出てきた場合に、実際に体験させてあげると、子どもの中で、その出来事が楽しい記憶として残ります。

 ごっご遊びや気に入った絵本を何度でも読んで欲しいなどのリクエストを受け止めてあげると、想像力が育ったり、絵本をより好きになってくれるかもしれません。

▼まとめ

 いかがでしたでしょうか。

 子どもに絵本を読んであげることで、子どもの言葉の引き出しが増えたり、想像力が豊かになるとされています。

 うまく読み聞かせるのは、なかなか難しいですし、子どもによっては嫌がる子もいると思います。

 まずは親子で一緒に楽しめるように、読み手が絵本を好きになることが必要なのかもしれません。

 日ごろ絵本の読み聞かせでお困りの方がいましたら、参考にしていただければ幸いです。

参考図書 
・児玉ひろ美 『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』 小学館 2016
・徳永満理 『よくわかる 0~5歳児の絵本読み聞かせ』 チャイルド本社 2013