おすすめ絵本紹介「こなくてよかったサンタクロース」
こんにちは!YOMO運営事務局です。
2021年12月21日現在、YOMOで公開している作品は408作品となります。
今回は、作・毒蝮三太夫さん、絵・塚本やすしさんの作品「こなくてよかったサンタクロース」の紹介です。
▼あらすじ
寒~い寒~い北欧のとある町で貧しくとも懸命に生きる母親と坊や。今夜はクリスマスイブ、果たしてサンタクロースはやってくるのでしょうか? 坊やを想う母の気持ち……母を想う坊やの気持ち……降り積もる雪をもとかす、心あたたまる本当の愛の物語。
あの!蝮さんから、このようなあたたかい親子の愛の話が語られるのか? それはきっと、蝮さんご自身のお母様(蝮さん曰く『たぬきババア』)との想い出なのかもしれません。
▼作品情報
- 対象年齢:4~5才
- ページ数:32ページ
- サイズ:H 257 mm × W 182 mm
▼レビュー
みなさんはクリスマスの日にサンタさんが来ると何才まで信じていましたか?私は6歳ごろにはサンタさんはいませんでした。
このお話で気になるのは、まず「タイトル」です。「こなくてよかった」とありますが、子どもなら来てほしいと思います。主人公は「ちいさなおとこのこ」ですが、なぜ「こなくてよかった」となるのでしょうか。
その理由は絵本を読みすすめていくとわかりますが、この主人公のおとこのこは優しくて、利発で、とある事情をすべて理解します。そのうえで「こなくてよかった」と思うのです。最後の数ページは涙がぽろっとでてしまいました。
反対におとこのこのママの気持ちも考えてみると、とてもやるせなくなります。おとこのこをとても愛していて、何かしてあげたいけど、できないもどかしさが伝わってきます。
子と母がお互い、想い合ってできているこのお話は、毒蝮さんの創作ですが、実は小さいころの想い出を元に創られたかもしれませんね!
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ぜひ、お子様と一緒に親子の愛を感じながら、読んでみてくださいね!
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